2025年10月、万宝商事株式会社（本社：東京都台東区）は、中国の食品加工・供給分野で注目を集める企業「味来央厨（ミライオウチュウ）」を現地訪問し、施設の実地調査を行った。今回の調査は、両社の連携強化および飲食店向けサプライチェーン事業への進出を見据えたもので、今後の具体的な協力体制の構築に向けて前向きな協議が行われた。
「味来央厨」は、食品の加工・調理・物流を一貫して行う総合セントラルキッチン企業として、中国国内で高い評価を得ている。効率的な生産ラインと厳格な品質管理体制を備え、レストランチェーンや大手外食企業への安定供給を実現している点が特徴だ。
現地調査に参加した万宝商事株式会社の社長は、「味来央厨の運営体制と品質基準は非常に高く、当社が目指す食品関連事業の方向性と一致しています。今後は両社の強みを活かし、日本およびアジア市場における飲食店サプライチェーンの構築を進めたい」とコメントした。
両社は今後、食品加工・流通・販売の各段階での連携可能性を探りながら、飲食産業の効率化と付加価値向上を目指す方針だ。今回の現地調査は、万宝商事が食品分野への事業展開を本格化させる第一歩として注目されている。